ドロップギャップというのは段落の先頭文字のサイズを大きくして、文書にリズム感を持たせたり長い文書を読みやすくするための機能です。
こういうの。見たことありますか?
設定はとても簡単で先頭の文字を大きくしたい段落にカーソルを位置付けて(段落内ならどこでもよい)、[挿入]タブの[テキスト]グループにある[ドロップギャップ]をクリックします。
[本文内に表示]は上の例のように先頭文字が段落内に収まる形、[余白に表示]は先頭文字が左側に飛び出す形になります。お好きな方をクリックしてください。
[ドロップギャップのオプション]をクリックすると、フォントやサイズを指定するダイアログボックスが表示されます。上部の[本文内に表示]か[余白に表示]をクリックすると下部のフォントや行数が変更できるようになります。設定したら[OK]をクリックします。
- フォント:先頭文字のフォントを変更できます
- ドロップする行数:先頭文字の縦の大きさを変更できます(行単位)
- 本文からの距離:先頭文字と本文の文字の間隔を変更できます
操作はこれだけ。設定したけどやっぱり取り消したいときは同じく段落内にカーソルを位置付けて[挿入]タブの[テキスト]グループにある[ドロップギャップ]をクリックし、[なし]をクリックすると元に戻ります。MOSの試験に出ることもある知っておくべきWordの機能なのですが。ですが。実際にこれを使った文書をテキスト以外でほぼ見たことがないです。こんな機能なくてもいいよーとずっと思っていたのです。ところが。
洋書を読んでいると時々、いや結構頻繁に使われているんですね。ペーパーバックは裏表紙にあらすじというか概要が書いてあることが多く、本文中にはなくても裏表紙に使われている場合も多いです。
Made to Stick
BIG MAGIC
brain rules(裏表紙)
そうだWordは英語の国のソフトウエアなんだと改めて思ったので記事にしてみました。