文字や図形に色を設定しても、文書を別のテーマに変えたら設定したはずの色が全部新しいテーマの色に全部置き換わってしまいます。
「さっき設定した色がなくなった!」そんなときは色の名前を覚えておけば大丈夫。
『テーマの色』は何色?
テーマ[スリップストリーム]のカラーパレット。
拡大してみよう。
テーマの色を他のもの、例えば[キュート]に変えるとパレットは[キュート]の色に置き換わり、[スリップストリーム]の色はもう表示されません。
キュートの色はこれ。
テーマは[キュート]にしたい、でも[スリップストリーム]のあの色が使いたい!というとき(たとえばの話ね)。色の名前を覚えておけばいつでも自由に好きな色を使うことができますよ。
色の名前を調べよう
左から2番目のブルーの名前を調べてみます。
☆テーマの色を[スリップストリーム]に設定します。
- Word2010:[ページレイアウト]タブ→[テーマの色]→[スリップストリーム]
- Word2013:[デザイン]タブ→[配色]→[スリップストリーム]
☆[ホーム]タブ→[フォントの色]の▼をクリックし、[テーマの色]の左から5番目のブルー(青、アクセント1)をクリックします。
☆もう一度[ホーム]タブ→[フォントの色]の▼をクリックして、今度は[その他の色]をクリックします。
[色の設定]ダイアログボックスが表示されます。
[ユーザー設定]タブに切り替えます。
下に表示されている
- 赤:78
- 緑:103
- 青:200
というのがこの色の名前です。これをメモしておきましょう。
テーマ『キュート』でスリップストリームのブルーを使う
☆テーマを『キュート』に変更します。これから四角形の塗りつぶしの色をさっきの『スリップストリーム』のブルーに変更します。
<『キュート』の色の四角形>
☆図形を選択して[書式]タブ→[図形の塗りつぶし]→[その他の色]をクリックします。パレットの色が『キュート』の色になってますね。
☆[色の設定]ダイアログボックスが表示されます。[ユーザー設定]タブをクリックして赤と緑と青の数値を先ほどメモした数値に変更します。
- 赤:78
- 緑:103
- 青:200
ですね。すると[新規の色]がブルーに変わります。
[OK]をクリックすると、四角形がブルーに変わりました。輪郭の色を変えてないのでいまひとつですが、まあ。
☆もう一度図形を選択して[書式]タブ→[図形の塗りつぶし]→[その他の色]をクリックします。
[最近使用した色]に自分で設定したブルーが表示されます。このブルーをクリックすれば何度でも同じ色を使うことができます。
こんな感じで他のテーマの色も自由に使うことができます。
自分で設定した色はこの文書内での使用に限られます。別の文書で同じ色を使いたいときは面倒ですがまたご自身で設定してくださいね。
☆☆☆
[最近使用した色]は最大10色まで保存されます。11色目を設定すると残念ながら一番初めに設定した色がいなくなります。
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すべての色は赤・緑・青の組み合わせで表現できる
『光の三原則』という言葉があるように、パソコンの画面で見える全ての色は赤・緑・青の3色の組み合わせで表現されています。
『ブルー』といっても薄い青から濃い青、緑がかった青や黒っぽい青などいろいろありますが『赤:78 緑:103 青:200のブルー』と指定すれば色を特定することができます。
実際には『RGB(78,103,200)』と表現することが多いかも。
『RGB(78,103,200)』は
- R → Red → 赤が78
- G → Green → 緑が103
- B → Blue → 青が200
という意味です。そのまんまです。
名前っぽくないですがこれが色の名前なのです。
『色を指定する方法』についてはこちらもどうぞ。