TED Edでおもしろい動画を見つけたので紹介します。
The benefits of a bilingual brain
動画の要点
- 左脳は理論的思考をつかさどり、右脳は情緒や感情をつかさどる
- 幼児が言語を習得するときは大人とは違い左右両方の脳が活発に働く
- 幼児が言語を習得するときは情緒的・社会的な状況を言語と結びつけて習得できる可能性がある
- 新たな言語を習得すると脳はより健康的に活発に物事に取り組むようになる
- 第2言語を学ぶのに「遅すぎる」ことはない
子供にとっても大人になってからでも、新しい言語を学ぶことは脳にとってたくさんのメリットがあるようです。
言葉と感情
動画から感じた『言葉と思考と感情は密接につながっている』ことについて思ったこと。
私は関西出身の両親のもとで育ち、いくつかの地域に移り住み、標準語も含めて様々なことばに囲まれて過ごし、普段はあまり関西弁を使わずに暮らしています。
自分の感情を伝えようとするときに、関西弁の単語を使わないと本当に言いたいことを表現できないと思う場面があります。相手が関西の人でない場合、私がここで関西弁の単語を使ってもダイレクトには伝わらないかもなあ、と思うことも。
今住んでいるところにも感情を表す方言があり、頻繁に耳にします。意味は教えてもらったので理解しているけど、自分ではその言葉は使えないのです。自分の感情とみんながその言葉に込める感情が同じものなのか、いまひとつ自信がないのです。
人は「感情表現」に限っていえば幼い時期に使っていた言語が一番得意なのかもしれません。もしそうなら私は幼少期を関西弁の中で過ごしたから、感情表現は関西弁の言葉に任せたいと感じているのは間違いではないのかも。育った場所と現在生活している場所の言葉が違う人には多かれ少なかれ似たような傾向があると思うのです。
『子供の頃に複数の言語を習得する』とこういった感情表現についてもそれぞれの言語で可能になるのでしょうか。自分の気持ちをどんな言語でもダイレクトに表現できる能力は生きていくうえで大きな武器となりそうです。
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『関西弁』とひとくくりにしてしまうのは語弊があるかと思いますが、両親や親戚の出身地、私が住んでいた場所などから考えると『近畿地方のいくつかの地域のミックス語』というのが実際のところ。記事中は便宜上『関西弁』としています。
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それでは動画をどうぞ
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