読書メモ 植物を育てるための参考書

バラや盆栽を育てるときに愛用&愛読している参考書を紹介します。

バラ編

鈴木満男『バラを美しく咲かせるとっておきの栽培テクニック』

著書の鈴木さんのバラに対する愛情がひしひしと感じられて大好きな本です。鈴木さんは京成バラ園芸で長年バラづくりをされている方。植え付けから始まって成長期のお手入れや剪定など基本的なことは全部載ってます。地植え・鉢バラ両方OKです。

そうそう、Youtubeで冬剪定の動画が見られるのです。もちろん勉強になるんですけど、鈴木さんが実に楽しそうに剪定をしている姿がほほえましくてこちらの動画も大好きです。動画はその時期がきたらまた紹介しますね。


草花編

黒田健太郎・黒田和義『寄せ植えや庭づくりに役立つ草花の選び方・使い方ノート』

以前にも紹介しましたこちらはさいたま市のフローラ黒田園芸さんの本。主に草花カタログとして活用しています。庭植えや寄せ植えをするときの草花の組み合わせ方や色の合わせ方の実例も少々。

最近ようやく「花でも植えるか」気分が盛り上がってきたのでこの本を手に取る機会が増えています。3月終わりからお店にはたくさん苗が並ぶけれど、このあたりでは遅霜のことを考えて実際に体を動かすのはGW頃ですね。


盆栽編

村田 勇『盆栽 春夏秋冬』

大宮盆栽町の盆栽園『九霞園』の盆栽写真集。写真集と呼んでいいのかわかりませんが写真集として眺めて楽しんでいます。

九霞園さんは盆栽に針金を使わないのです。あ、もちろん鉢底網を止めるときや根止めの針金は使ってらっしゃいますけど。針金を使わなくてもこれだけ味わいがあって細やかな盆栽を生み出すことができるなんて。私はかなり衝撃を受けてます。

それから、いわゆる盆栽用の素材でないもの、例えばローズマリーや一年草の草花、野菜(!)といった普通の植物も盆栽に仕立ててらっしゃる。何かね、『盆栽』に対するあれやこれやがひっくり返るほどの衝撃と面白さ。

毎年5月3~5日の連休には大宮盆栽町で『大盆栽祭り』があります。もうすぐですね!ぜひ九霞園さんに足を運んで本物を見ていただきたいなーと思います。

今年の盆栽まつり

 

加藤文子『草と木の小さな鉢』

加藤さんも大宮盆栽町にある盆栽園のご出身で、現在は那須高原で盆栽とアーティスト活動をなさっています。加藤さんの盆栽は一般的な盆栽とはまた違った趣があり、植物たちがのびのびと鉢の中で暮らしている様子が伝わってきます。

さいたまを離れて身近に盆栽のお手本を見る機会がなくなった今、これからどんなふうに盆栽を楽しもうかと考えながらぱらぱらめくるといろんなアイディアが湧いてきます。テクニックも掲載されていますが私にとってはどちらかというと『盆栽との付き合い方』のイメージをふくらませてくれる本です。

加藤文子『natural盆栽 小さなみどりの育て方』

同じ加藤さんの本。『草と木の小さな鉢』に写真が掲載されていたいくつかの鉢のその後の様子を見ることができます。植物の種類やテクニックについてはこちらの方が豊富ですね。

加藤さんのパートナーの方は陶芸家で、お二人は盆栽鉢も手掛けていらっしゃいます。うちにもひとつあります。お二人の鉢を見ていると、鉢に似合う植物のイメージが次から次へと浮かんでくるのです。たぶん、私は加藤さんが創り出す盆栽の世界観が大好きなんですね。

 

山田香織『はじめての盆栽つくり方&育て方』

同じく大宮盆栽町にある盆栽園『清香園』の方が書かれた本。こちらは本当に『盆栽の基本のき』で、盆栽を始めるならまずこれを最初から最後まで目を通せばひととおりのことはカバーできると思います。樹種別のお手入れ方法も詳しいです。

盆栽園の方が書かれた本を見比べてみると、盆栽園にはそれぞれ独自の手法があることに気づきました。盆栽には『植物を育てる:生き物との付き合い方』と『木の形作りと鉢選び:アート』という二つの要素があると思うんですがいかがでしょうか。樹齢何十年、何百年という木を目の前にすると私の盆栽歴は永遠にひよっこのようなものですが、本当に面白いし楽しめる懐の深い遊びだと思います。