パソコンの電源を入れたとき、パソコンの設定によってUSBメモリの有無にかかわらず本体のディスクから起動する場合と、USBメモリが接続されているとUSBメモリから起動する場合があります。
USBメモリが接続されているときにUSBメモリから起動できるようにするためにはBIOSの設定を変更します。
BIOS設定画面を表示しよう
HP(ヒューレットパッカード)のPavilion Notebookシリーズの場合です。
電源スイッチを押したらすかさずF10を押します。変な音がするまでキーを押したままで待ちこんな画面が表示されれば成功。
この画面が表示されずにWindowsが起動してしまったら電源を切ってもう一度やり直します。
☆パソコンのメーカーや機種によって押すべきキーはさまざまなのでメーカーのサイトなどで確認してください。
BIOSの設定を変更しよう
System Configurationを表示させる
最初は一番左の[Main]が白く反転しているのでキーボードの矢印キーを使って[System Configuration]を白く反転させます。
するとこの画面に。
続いて矢印キーを使って一番下の[Boot Options]を白く反転させます。
そして[Enter]を押します。
起動の優先度を指定する
[Boot Order]というのはパソコンに接続されているさまざまな機器のうち、どの機器から起動するのかという優先度を指定するところです。↑の画像では、
- Internal CD/DVD ROM Drive ← 内蔵CD/DVDドライブ
- Notebook Hard Drive ← 内蔵HDDまたはSSDドライブ
- USB Diskette on Key/USB Hard Disk ← USBメモリまたはUSB接続のハードディスク
- USB CD/DVD ROM Drive ← USB接続のCD/DVDドライブ
となっています。
この場合、内蔵CD/DVDドライブに起動用ディスクが入っていればそちらから起動し、なければ内蔵(本体の)HDDまたはSSDドライブから起動するという順番に設定されています。
USBメモリから起動するように設定する
USBメモリは優先度が3番目、つまりHDDドライブより後の順番に設定されているのでこのままではUSBメモリから起動することはできません。なので、USBメモリの優先度を内蔵HDDよりも高くしてあげます。
矢印キーで[USB Diskette on Key/USB Hard Disk]を白く反転させて
F5とF6を使って[USB Diskette on Key/USB Hard Disk]が[Notebook Hard Drive]より上になるように並べ替えます。
[Internal CD/DVD ROM Drive]は一番上のままですが、CD/DVDドライブに起動ディスクをセットしなければ無視されるのでこのままの順番で良いでしょう。
並べ替えが終わったらF10を押してBIOS設定画面を終了します。このあとはWindowsが起動します。
USBメモリからの起動をやめたいとき
[Boot Order]の画面で[Notebook Hard Drive]が[USB Diskette on Key/USB Hard Disk]よりも上になるように並べ替えます。