スキレットのお手入れ 洗剤を使っても問題ないと思う

このブログにたびたび登場するスキレットはニトリの16cmスキレットです。このスキレットを始め、キャストアイアン(鋳鉄製)のスキレットや鍋は一般的に洗剤厳禁との注意書きをいろんなところで目にします。洗剤を使ったらどうなるのかが気になるので実際にやってみました。

スキレットに洗剤を使ったら

使い終わったら普通の鍋やフライパンと同じように洗剤のついたスポンジの固い面で洗うことを続けて半年が過ぎました。でも別に何も起きていません。

私はスキレットでお肉や野菜だけでなくパンやケーキも焼きます。ハンバーグを焼いた後、水やお湯で洗っただけのスキレットでバナナケーキを焼こうとは思いません。前の調理の食品や油の匂いは水では落ちないからです。料理専用スキレットなら別にいいかもですが。

洗剤を使うと乾いた時にスキレットの表面が白っぽくなります。油分がなくなって鉄がむき出しの状態です。このまま放置すると錆びるぞーっという雰囲気が漂ってます。なので乾いたら保護膜の意味で薄くオイルを塗ります。

オイルを使った調理を繰り返すうちにスキレットが育ってくっつかなくなる…というのは迷信なのでは? いや、実際それも正解なのかもしれませんが、調理の前にペーパータオルで塗ったり普通にオイルを入れて火にかければ全然くっついたりしません。パンやケーキも上手にスキレットからはずすことができます。

というわけで、洗剤を使うかどうかはスキレットの使い勝手には関係ないというのが結論です。大事なのは

洗ったあとは保護のためにオイルを薄く塗っておく

これだけだと思います。

それではお手入れについて改めて載せておきます。

使い始め:シーズニングのこと

キャストアイアンのスキレット(ニトリのや、ロッジのなど)は最初に使う前に「シーズニング」というひと手間が必要です。シーズニングが必要かどうかスキレットの取扱説明書に書いてありますので確認してくださいね。面倒に感じますが意気込まなくてもすぐ終わります。

  1. 洗剤できれいに洗って水分をふき取ったら中火にかけて水分を完全に飛ばします。火にかけるのは1分ほど。取っ手が熱くならないうちに火を止めましょう。
  2. サラダ油やオリーブオイルを大さじ1ほど入れて(スキレットのサイズによる)ペーパータオルでスキレットの内側にまんべんなく塗ります。
  3. 弱火にかけて5分ほどそのまま加熱します。うっすら煙があがってもそのままで。製造時に塗布された保護膜を焼き切る作業です。
  4. 5分経ったら冷めるまで置いておきます。取っ手が熱いので注意。
  5. 冷めたら残った油をふき取って、ついでに取っ手や裏側にも薄くオイルを塗りましょう。これでいつでも料理に使えます。

使った後のお手入れ

  1. 水をいっぱいに入れて火にかけます。こぼさないように。湯気が上がってきたら火を止めスポンジやたわしで洗います。必要に応じて洗剤もお使いください。
  2. 水分を拭き取って乾いたら全体に(裏も)オイルを薄く塗っておきます。