ここしばらくステンレスのフィルターでせっせせっせとコーヒーを淹れごくごくごくと飲んでました。
そしてもうひとつ憧れというかなんというかやってみたかったのがネルドリップ。私の父も無類のコーヒー好きで、家族旅行の折はホテルの朝食を食べた後ひとりだけラウンジでコーヒーを注文して新聞を読み、しばらくすると部屋に上がってくるというのがお決まりのパターン。パパだけずるい! といつも思ってました。「自分も欲しい」と言えばいいのにと今は思いますが、なんとなくそれは大人のすることのように思えて遠慮したほうがいいのかな、などと自分なりに気を使ってたような気もします。果たして気を使ってた意味はあったのかなかったのか。
そんな父ですが家ではサイフォンでコーヒーを淹れてくれました。サイフォンのフィルターはネルを使っていて、いつも冷蔵庫にフィルターが入っていたのを覚えています。ネルフィルターは何となく扱いが難しい・煩わしいイメージがありますが、実際使ってみると全然どうってことはないので手に入れる機会があればトライしてみると良いです。
ネルフィルターってこんなの
これは近所のコーヒーショップで購入したもの。布の部分がたしか200円ほどで、ステンレスの枠が50円位だったかな。そんなに高いものではないです。
使い方はペーパーやステンレスフィルターと全く同じ。豆の量も挽き加減も同じで大丈夫。そこにこだわりたい人はいくらでもこだわってください。
どんな味がする?
ステンレスに比べるとまるくてやさしい味がするので普段使いにはこちらの方が私は好きです。深煎りの苦ーい豆のとげとげしさが幾分減る感じ。ガツンといきたいときはステンレスの方がいいかなーと思います。
そして微粉が出ないのでしばらくステンレスフィルターに慣れてると微粉のないコーヒーが新鮮です。この辺は気分や好みですね。
コーヒーメーカーにセットする
趣味や嗜好品としてでなく日常の気軽な飲み物としてコーヒーを淹れるときは『手軽さ』はかなり優先度が高いです。というわけで私はコーヒーメーカーを使いたい。
フィルターの中心がコーヒーメーカーのお湯が出てくる真下にくるように、そして枠をコーヒーメーカの縁にかけてなるべく水平になるようにセットします。
ふたを閉めるとこのとおり。若干隙間がありますが抽出には問題ありません。
お手入れ的なこと
新品を買ってきたらまずお鍋で15分ほど煮沸します。コーヒーの粉を少し入れて煮沸すると全体にうっすら色がついていい感じ。ステンレス枠のものは枠ごと煮沸して大丈夫。お湯から出して冷まし水気をぎゅっと絞って使います。
使い終わった後はコーヒーの粉を捨てたらお水で洗います。洗剤は使わない。毎日使うなら大き目のタッパーに入れ水につけて冷蔵庫で保管します。水は毎日交換します。ネルは乾燥がNGなんだそうです。
たまにしか使わないなら洗い終わって水気を絞ったらビニール袋に入れて冷凍庫で保管します。使う時は流水解凍で。お水ですぐ溶けますが冬場はお湯で少し温めたほうがいいです。
フィルターの匂いをかいでコーヒー以外の匂いがしたらネルを新しいものに交換しましょうね。使用頻度や管理状態によってだいたい数か月~半年くらいです。
ではでは、楽しいコーヒーライフを!