国産のブルーベリーを店頭で見かけるようになりました。もうずいぶん前になりますが、長野県の開田高原でブルーベリー狩りをしたことがあります。緑の季節になると木曽川沿いの国道19号の景色はそれはそれはきれい。名古屋と松本を結ぶ特急しなのも国道19号とほぼ並走していて同じ景色を楽しむことができます。
その開田高原ですが、高原なので涼しいと思っていたら暑くてびっくり。標高が高いため夏の日差しは東京や名古屋とは比べ物にならないくらい厳しくて、文字通り焦げてしまいそうです。でもこれは住むようになってはじめてわかったこと。その日は暑さに負けてそそくさと引き上げた記憶があります。
長野県内には開田高原のほかにもたくさんブルーベリー園があります。平地でも日差しは容赦ないので日よけや紫外線対策は忘れずに。夏の果物狩りは意外とハードなイベントですね。冬のイチゴ狩りだったら天気が良ければあったかくて幸せかも。
ブルーベリーを見ると食べたくなるのがブルーベリーのポピーシードケーキ。ポピーシード(ケシの実)入りのバターケーキ生地にブルーベリーをたっぷり乗せて焼いた、巨大なブルーベリーマフィンのようなお菓子です。
オリジナルの「ブルーベリー・ポピーシードケーキ」は「渡辺みなみ ブルーベリー ポピーシード」で検索するとたーくさん写真やレシピが出てきます。私も渡辺みなみさんの本の中でこのケーキに出会いました。
今日紹介するのはブルーベリーのフルーティーさをたっぷり楽しめるように生地を減らしてタルト風にアレンジしたレシピです。ポピーシードがいい働きをしています。
16cmスキレット 1台分
- 強力粉 20g
- 薄力粉 45g
- ベーキングソーダ 小さじ1/4
- 砂糖 40g 15gと25gにわける
- ポピーシード(あればブルーポピーシード) 大さじ1
- 卵黄 1個
- プレーンヨーグルト 卵黄と合わせて90gとなるように計る
- バター 25g
- ブルーベリー(フレッシュまたは冷凍) 100g
- ナツメグ 小さじ1/4
- ブルーベリーと砂糖15g、ナツメグを混ぜておいておく。
- スキレットにバターを入れて中火にかけ、バターが溶けてきたら火を止めて予熱で完全に溶かす。
- オーブンを170度に温める。
- ボウルに強力粉、薄力粉、ベーキングソーダ、砂糖25g、ポピーシードを入れて泡だて器で粉の粒をつぶすように混ぜる。
- 別のボウルで卵黄とヨーグルトを滑らかになるまで混ぜ、粉類のボウルに加えてざっくり混ぜる。溶かしバターを4に加えてなじませ、スキレットに入れて平らにならす。
- ブルーベリーを生地の中央にのせる。ボウルに残った砂糖はブルーベリーの上に全てふりかける。
- 170度で25-30分焼いたらできあがり。
ポピーシードのおかげで縁はカリカリ。
ブルーベリーの焼き菓子をマフィン以外ほとんど見かけないのは時間が経つと変色するからでしょうか。おいしいのに。