the pillows【STROLL AND ROLL TOUR】@名古屋 DIAMOND HALL

2016.7.18 the pillowsライブ@名古屋 DIAMOND HALLに行ってきました。今ツアー3本目の参戦。

「ひさしぶりじゃないか。今夜はいい夜になるような気がする」

初めて聞いた「いい夜になるような気がする」発言。確かに、開演前の雰囲気が今ツアーの長野、渋谷とは違った感じがしてました。この違いはなんでしょうね、謎です。若い男性客が多かったのかな。

冒頭のさわおさんの言葉にしばし思考をめぐらせていたら、オープニングのデブリが始まって我に返りました。3曲目のシナーズで、あっそうかと思い出し、前回から1カ月ちょっとしか経っていないのに、記憶力の頼りなさに情けなくなります。

OOPARTSツアーのDVDが好きで今もしょっちゅう見返しているので、空中レジスターからターミナル、キムディールはとても嬉しいのです。
「キムディールの歌詞に共感しない人はいないんじゃないの?」

有江さん「昨日名古屋入りして友達(百々さん)の弾き語りに飛び入りしてきました。結局7曲演奏しました」
真鍋さん「私も昨日名古屋入りして隣(アポロベイス)で後輩のライブを見てきました。iPadとタバコを楽屋に忘れて恥ずかしかったです」
シンちゃん「札幌から移動だったのですが、千歳空港の手荷物預かりがすごいことになってました。300人くらい並んでいたからあれに並んでいたら今日のライブに間に合いませんでした。手ぶら最高!」

今ツアーでおじさんたちの宴会芸という位置づけのカルベロ。やはり有江さんのベースは傾いていました。対して中央&右側のお二人の「何でもないよ」という、あるいは勝ち誇ったように見えてしまう表情が素敵です。

さわおさん「ピーズ(の北海道)は?」
シンちゃん「小雨で微妙に困った」
さわおさん「屋外イベントの小雨はテントの中まで入ってくるから困る、ザーッと降る方がマシ」

エターナルトレジャーの紹介で
さわおさん「楽しい曲だからじっくり聴いちゃいけない、歌詞も聴いちゃいけない、演奏を見てもいけない(何で?)。手拍子だけして」

さわおさん「髪を切るのを忘れて家がない感じになってしまった」
メンバーを見ながら「真鍋さん→ホームレス感はない、有江さん→ホームレス感、自分→ホームレス感、シンちゃん→ホームレス」

アイライオットの真鍋さんに寄り添うところというか、触れるところは何度見てもドキドキします。でもこのシーンを見ると、もう中盤まで進んでしまったと切なくもなります。

さわおさん「FLCLの次、決まりました。でもだいぶ先、2018年だからその頃1人いなくなってピロウズ2人かもしれない。小室哲也になってしまう。真鍋君サングラスかけると微妙に木根尚登みたい。有江君は宇都宮隆みたい。」
「ピロウズは3人いることが重要なので、もし2人になってしまったら有江君お願いします。」

ツアー中に新曲が8曲できたという話で
「俺たちせっかちだから広島から帰ってすでに1曲レコーディングした」おおおっ。エターナルトレジャーのように曲にまつわるお話を聞かせていただきたいですね。

「27年もやってると黄金期の曲をやってくれと言われる。」
黄金期…もちろんその頃の曲たちも大好きですが、バスターズは新しい曲だってどんどん聞きたいのです。さわおさん、そんな心配はしないでほしいです。

さっきの真鍋さんのiPad忘れた話をひっぱり、真鍋さんの衝撃的な忘れ物事件「真鍋なのに学ばない」が語られました。ここでは詳細は伏せますが(google先生に聞いてね)、シンちゃんの冴え冴えコメント「俺は手ぶらだから忘れ物はしない」

次のライブ[名古屋・The Birthdayとのイベント]が決まった件。
「フライヤーのアー写がThe Birthdayはカッコいい。ピロウズは(ストロールの)自転車。あれは俺がやりたいって言ったんだけど。この時点で絶対The Birthdayに負けている」

アンコール入場の時
「今度ストロールの自転車で入場しよう。あれどこにも進めないんだぞ。舞台そでで止まったままぐるぐる回っている」

アンコールのあと、さわおさん感極まって話の途中で帰ってしまいました。そんな姿を実際に目撃したのも初めてです。最初の発言通り、この日はやっぱり何かが少し違ったのでしょうか。

ダブルアンコールは曲が変わってました。ライドンとアドバイス。ジャンプでスタートしたライブ、最後はまたジャンプで終わったのですが、こんなに飛びながら見たライブは久しぶりです。
「今日は調子が良かった。喉の調子も良かった。楽しいなー」
さわおさんは残っていた真鍋さんのピックを全部投げてました。

いいライブでした。ファイナルではないけどファイナルのような、お互いに出し切った感がとても強かったです。ライブが終わるといつも「ありがとう」と思うのですが、バンドだけではなく一緒にその場にいたお客さん全員にも「ありがとう」と言いたくなって、近くにいた人に実際に「ありがとう」が言えて嬉しかったのでした。

いつもさわおさんは自分のことを世界一 or 日本一チューニングが遅い男と言いますが、このツアーの長野のときに「チューニングが早い」と思ったのです。もう終わったの? もう曲に行くの?という感じで。でも、それはその日だけだったのかもしれません。渋谷でも名古屋でも「日本一遅い」って聞きましたから。早くても遅くても、どっちでもいいのです。いい曲が聴けるのだから。

ストロールツアーは来週のZeppでいよいよファイナルを迎えますね。私はこのダイアモンドホールが最後です。ZeppのレポートとDVD、そしてどこかでライブに参加できる日を心待ちにしながら日常に戻ります。それではまた。