【読書メモ】ぼくらの映画のつくりかた

夏休み近辺に読んだ本 その2。

ぼくらの映画のつくりかた

「映画好きの女の子が映画サークルのメンバーとなり、様々な困難を乗り越えて1本の自主製作映画を完成させる」と一言で説明できてしまいそうなストーリーなのですが、読み応えがあって楽しかったです。うっかりエンディングでは涙ぐんでしまったし。もしアニメなり実写なりで(アニメがいい)映画化されたとしたら、わかっているのにまた涙しそうな気配が濃厚。

「哲学」が大きなテーマとなっていて、様々な哲学者とそのキーワードが登場します。どれもこれも学生のときに習ったはずの、何となく聞き覚えがあるものばかり。でもクロウのように人に説明なんてできないし、それぞれの言わんとするところを理解しているか?というと非常に心もとないです。これを機会に、ちょっとその方面に手を出してみようかとも思ったりして。

機本先生の本はこれが初めてで、他の本もお気に入りになりそうです。興味の幅を広げるきっかけをもらったような、そんな一冊でした。