BAND TOMOVSKY@APOLLO BASE

2018.9.1

遠足の前夜は興奮で寝られないとよく聞くけど、私はそういった子供ではなかった。どちらかというと楽しいことがあったその夜にいつまでもはしゃいでいて寝付けないタイプ。それに加えて、楽しみにしすぎて極度に緊張して直前におなかを壊すタイプ。楽しみにしすぎておなかを壊す人って他にいるんだろうか。

そんな訳で、お腹を壊しかけながら開場前の列に並び、終演後はいつまでも夜更かしをしてしまったTOMOVSKYのライブは、それはそれは楽しく幸せな夢だった。

はじめましてのアポロベイスは想像していたよりずいぶん広い空間で、客席は適度に高低差がありとても観やすかった。奥行きのわりに横幅が広いってのはなんだか落ち着く。一段目の左側、ほぼ通路側で開演を待っていると、まずいろんな人がすぐ横の通路を通っていくのに大興奮。始まってもいないのに。いろんな人ってのはもちろんメンバーのことで、最初はハルくん、続いてハカマダくん。トモフもさらっとお通りになっていた。

絶対にジャケットを脱がないトモフ。そうか、冷房冷えを防ぐには汗をかいても上着を着続けてればいいのか。いやでも、汗をかいたら着替えが一番だと思うけど。と思っていたら、最近のライブ日記にはそのことが書かれていたね。

ご当地ネタでは、春日井を連呼。地名の春日井ではなくて、お菓子メーカーの春日井。昔名古屋に住んでいたのでグリーン豆のCMソングは今でも歌えるなあ、そういえば長野では全然見かけないなあ。お菓子的にはグリーン豆よりイカピーが好み。年に1回も食べてないけれど。

無計画、友達いなそー、作戦会議、ほめてよ…

一見、しみじみ風ではないのに、歌詞をじっくり聴くと切なく泣けてくる。トモフの曲はどれもこれもそう感じる。こんな風に考えるんだーという驚きもあるけれど、その、考えたことをこの曲調で(メロディで)オープンにするんだーとか、そういった意味でもハッとさせられることが多い。それがトモフを好きな理由なのかも。それから、あのエンターテイナー振りも。私には虹色のオーラが見える。

無計画で流れていったトモフの姿に感動した。いい画だった。あ、そうそう、わりと最初の方でトモフさん、ステージ落下事件があったよね。消えた!と思ったらステージ前を歩いている姿が見えて心配になったけれど、その後は何も支障なさそうで安心。

クメムラさんがかわいくて、オオツカさんはカッコよく、ハル君は終始上機嫌な様子。ハカマダくんは、最後の、全部終わった後の「ワワワワーン」が相当衝撃的で、ぜひともワンマンを観てみたいっというか、ソロの喋りを聴いてみたいと思った。ライブ後の興奮が正気に戻ったという感じ。年が明けてもあのワワワーンは忘れてないよ。みなさん、ありがとうございました。