DON’T THROW ANY OF YOURSELF AWAY. (p65)
今回もChapter5 “SIDE PROJECTS AND HOBBIES ARE IMPORTANT” です。前回の「ひとつのことに集中すべき?」の続きですね。前回は「やらなければならないことがたくさんあるときどうしたらいいか」で、結論は「同時にやってしまおう!」というものでした。今度は「やりたいことがたくさんあるときどうしたらいいか」。
If you have two or three real passions, don’t feel like you have to pick and choose between them. (p68)
どれかひとつに絞ったり、何かを諦める必要はない、と著者は語ります。
Keep all your passion in your life. (p68)
「やりたいこと」は続ければいいのです。
著者はあるとき創作活動に専念するために5年程学生のころから続けていたバンドを休止しました。ところが創作活動に集中できたかというと全然そうではない。その間ずっともやもやと落ち着かない気分がずっと続いていたそうです。それで一大決心の上バンドを再開したところ、「音楽断ち」をしていた時に比べるとはるかに高いクオリティの作品を生み出せるようになったそうです。
時間を確保するために何かを封印したとしても、いつも心がそのことを気にかけているならメインの活動には集中できません。複数のことを同時にしたいなら時間管理と集中力が必須です。「忙しい人ほど仕事ができる」とよく耳にしますよね。
私の楽しみを5つ挙げてみました。
- 植物を育てる
- 本を読む
- パンを焼く
- ライブに出かける
- お買い物(ファッション、おいしいパンやコーヒー豆を探して…)
常にこの5つのことをしているわけではありません。とても興味があることと、今はそんなに関心がないことがあったり、植物相手では時期的にすることがなかったり、行きたいライブがなかったり。なので本ばかり読んでいる時もあるし、買い物ばかりしている時もあります。忙しくて遊んでいられない時だってあります。でも何かを無理に封印するとバランスが崩れてしまうような気がします。
Don’t worry about a grand scheme or unified vision for your work. Don’t worry about a unity – what unifies your work is the fact that you made it. One day, you’ll look back and it will all make sense. (p72)
最初に方向性や目的を決めておかなくても、いろいろなことをやりながら手を動かしているうちに自分自身の方向性や核心とすべきものに気が付くのですね。