キンズの冬支度

この1週間ほどで朝晩はかなり冷え込むようになりました。毎朝3度~5度くらい。寒いんですけど。。寒さが苦手な私は朝一の犬の散歩が辛いです。まだ11月なのに。

冬は室内へ

手持ちの盆栽の中で唯一室内で冬を越すのがキンズです。キンズは私と同じく寒がりの植物で、5度以下の外気に当たると弱ってしまうため、冬を待たずに10月末から夜は室内で過ごしています。朝は5度を超えたらまた外へ。本格的な冬になるとこちらは最高気温が0度以下(!)という日もあり、そうなったら一日中キンズは室内に置いたままです。さいたまに住んでいた頃はもう少し先、12月頃に室内に入れていたような記憶があります。

盆栽の本によると室内といっても暖房がきいた部屋は暖かすぎで、暖房がない玄関などが推奨されます。そう言われても、暖房がなくかつ日当たりのいい場所は私の家には見つからないので、いつもキンズは私と同じぬくぬくと暖房のきいた部屋に鎮座しているのです。こういう冬越しのあとは春になって外へ出すときには注意が必要ですね。急な温度変化は植物には厳禁です。

実がたくさん

キンズは実もの盆栽と呼ばれるように、黄色いかわいい実が何といっても見どころの樹です。うちのキンズも小さな実をたくさんつけてくれました。

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ところどころ葉っぱに虫が食べた跡があるものの大勢に影響はありません。

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4月18日に植え替え・剪定をしたときの写真と比べてみます。すくすくと、いや、わさわさと成長してますね。葉っぱを虫に食べられたことを除けばいたって健康そうです。キンズは夏の日差しにも水切れにも強く、育てやすい樹だと思います。

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姫ギボウシの花が咲いた

姫ギボウシの花が咲きました。

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太陽に向かってぐんぐん伸びて、一緒に植えているコハウチワカエデを追い越しました。土の面から34cmもあります。

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花のサイズは4cmほどで、普通のギボウシと同じくらいの大きさです。これは本当に姫ギボウシなのでしょうか?

混じりっ気のないきれいな青紫色です。

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ぐんぐん伸びる姫ギボウシの花

2、3日前に長い梅雨が明けて長野の夏がやってきました。明けたとはいえ、毎日湿度が高く梅雨真っ只中のような日が続いています。

そんな中、姫ギボウシの花がつぼみをつけていました。

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濃いめの紫で、花はもう少し薄い紫になりそうです。

姫ギボウシはコハウチハカエデとの寄せ植えなのですが

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なぜこんなに花の茎が伸びたのか?

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土の面からの高さが34cmもあります。姫ギボウシはこんなに伸びるものなの? 昨年は10cmほどだったと記憶しています。不思議ふしぎ。。

カナシデ[クマシデ]のお手入れ

5月の盆栽まつりで購入したカナシデが、梅雨の間に気持ちよさそうに成長しています。このタイミングで一度お手入れをしました。

購入時の姿

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風知草、セキショウとの寄せ植えです。

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風知草とのバランスを考えると、カナシデはもう少し背が高い方が絵になります。でも枝先をよく見ると。

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途中から節間が広くなっています。このまま伸ばし続けると、どんどん間延びしていき美しくなくなるため、節間が広いところでカットします。

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寄せ植えのバランスよりも、カナシデの今後の樹形を優先した作業になりました。内側の枝や大きすぎる葉の整理なども行う時期ですが、この木はそれほどこみあっていないので先端だけのお手入れです。

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クロマツの芽切り

クロマツの6月のお手入れ『芽切り』。今年の春から伸びた芽を一旦根元から切り取ってしまうのです。せっかく伸びたものを切るなんてどういうこと! と抗議したくもなりますが、盆栽的な形を目指すためにはこういった大胆な作業があり時折びっくりします。

ぼやっとしていたら6月が終わってしまい、遅れて本日作業しました。

クロマツ1号

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撮った写真を見たら表裏逆だった、すいません。

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こういうびよーんと伸びた芽をつけ根からカットします。

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カットした芽。この時点でかなり葉が長く伸びてました。

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クロマツ2号

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1号より2号の方が固くしまった芽が伸びてます。

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2号はまだどんな形にするかを決めかねているので裏側の芽は切らずに残しました。芽を切らずにそのまま伸ばすとやがて枝となるのです。

カットした芽を見るとやはり1号より葉が短くて締まった印象。1号と2号を比べてみると2号の方が盆栽向きの性質のような感じがします。

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