【Excel VBA】VBAでワークシート関数を使う方法、条件に一致するセルの個数を数えてみる

VBAを使うと決めたなら全てVBAの文法にのっとってプログラムを書くというのはひとつの方法ですね。視点を変えてExcelに用意されているワークシート関数を使うと、自分でゴリゴリとプログラムを書かなくても、たった1行で済んでしまう場合があります。そんな一例を紹介します。

たとえば条件に一致するセルの個数を数えたいとき

「CountIf」という関数があります。指定したセル範囲内で条件に一致するセルの個数を返してくれます。

CountIf(範囲,検索条件)

「範囲」には検索するセルの範囲、「検索条件」には条件を指定します。


セルに関数を入力するときは

「セル範囲B3~B50の中に”A”という文字列が入っているセルはいくつあるか」を探すときは、結果を表示するセル、たとえばD1に

= CountIf(B3:B50, “A”)

と入力します。


VBAでこつこつ記述すると

セル範囲の行数分だけForでループしてセルの内容を確認し、”A”に一致したらカウンタをひとつ増やしています。


ワークシート関数をVBAで指定すると

なんとまあ、数を数える処理は1行でおしまいです。こっちのほうがシンプルで便利だと思いませんか。

WorksheetFunctionプロパティ

ApplicationオブジェクトのWorksheetFunctionプロパティを使うとワークシート関数をVBAの中で呼び出すことができます。「Application.」は省略可能です。

注意点はすべてのワークシート関数が利用できるわけではないことと、引数によっては引数をVBA式で指定する必要があることでしょうか。

パソコンを使うと疲れてしまうあなたへ

仕事でパソコンを使い始めた人から「すぐに疲れてしまうので何か対策はありませんか」と相談されることがあります。そこで今日は「パソコンで疲れないための対策」について書いてみます。パソコンでなくスマートフォンで疲れてしまう場合も対策はほとんど同じです。


目の疲れ

パソコン系の疲れで一番よく耳にするのは「目」の疲れですね。

まばたきしてますか?

これまでパソコンやスマートフォンをあまり使っていない人が急にパソコンに触れる時間を増やしたとき、画面を凝視しすぎてまばたきを忘れる傾向があるようです。まばたきをしないと目が乾燥するのはご承知の通り。1秒たりとも画面から目が離せない、そんな気持ちはわからなくはないですが、どうぞまばたきをしてください。ときどき(30分に1回とか1時間に1回とか)ぎゅーっと10秒くらい力を入れて目を閉じると、涙が補給され目の周りの筋肉もほぐれて楽になります。

睡眠不足ではないですか?

睡眠不足のときは脳も含めて体のさまざまな機能が衰えているため、集中して画面を見つめるパワーが普段以上に必要です。つまり、同じ時間画面を見ていても普段よりも体力を使っているということです。疲れやすくなるのはあたりまえなのです。できれば一度たっぷり睡眠をとって体をリセットしたいところですが、それが難しい場合は意識して肩の力を抜いてパワー半分のつもりで画面に向かうと良いです。集中力を長時間持たせるための、スローランニングのイメージで。

ピントは合っていますか?

私の周りでは、ピントが合ってないことが原因で目が疲れている人が意外と多いのです。デスクワークの場合、環境にもよりますがパソコンと目の距離はだいたい40cm~60cmくらい。遠くを見るためのメガネやコンタクトレンズを使用していると、メガネやコンタクトレンズは遠くが良く見えるように調整されているため近距離にはピントが合っていないことが多々あります。微妙に合わない程度なら慣れてしまって気づかないかもしれませんが、ピントが合わないまま物を見続けると目には相当な負担がかかっているのです。

さてどうするか、です。

メガネのレンズの種類の一つに「アシストレンズ」というものがあります。遠近両用メガネのようにレンズの上下を分けて加工することができるレンズです。上の部分を遠くを見るための度数、下の部分は近距離視力に合わせた度数に加工することでパソコンを使う時の目の負担が軽減されるという仕組みです。遠近両用ほどレンズの縦の長さはシビアでなく、かなり細身(という言い方が正しいのか?)のデザインでも対応できると眼鏡屋さんはおっしゃっていました。

私はこのアシストレンズメガネを数年前から使っていて、かけるとよく見えるという実感はあまりないものの、はずしてもう一度パソコンの画面を見ると明らかに見え方が違うので何らかの効果はあるように感じています。

遠距離用と近距離用を組み合わせたと聞くと遠近両用そのものみたいに聞こえますが、アシストレンズは遠近両用レンズとは全く別のものなんですって。このような機能を持つレンズは複数のメーカーから出ていますので、おそらくどんな眼鏡屋さんでも対応できると思います。パソコン用メガネといえば「ブルーライトカット」と思われがちですが、ピントを合わせることはもっと大切ですよ。

首が痛い

首が痛いときはディスプレイを見る角度に問題があることがほとんどです。

デスクトップパソコンを使っていた時はディスプレイを見上げる角度になるためによく首が痛くなりました。微妙に見上げる姿勢は首に負担がかかるんですよね。微妙にステージを見上げるとか、微妙にリングを見上げる位置で2時間も過ごすとそのあと数日首が痛いのと同じです。

ノートパソコンの場合は見下ろす角度になりますが、下すぎるのも首に負担がかかります。机の上や膝の上でタブレットやスマートフォンを見続けると疲れるのは下を向きすぎているんですね。

目と首が疲れないベストなポジションは首を傾けずに目線だけ下向きで画面が見える高さです。椅子に高さの調整機能があれば活用していただいて、なければ椅子にクッションを敷いて高さを合わせましょう。私は正座してパソコンに向かうことも多いです。正座はかなり高さが稼げますからね。

手首が痛い・肩が痛い

キーボードやマウスの使い方によっては手首や肩に負担がかかります。

キーボード

手首が浮いていませんか? 肩に力を入れすぎていませんか?

デスクトップとノートではキーボードの感じが違いますが、いずれにしても手首は浮かせず机やノートパソコンにつけたままで楽をしましょう。無理な姿勢で長時間過ごしているとやがて腱鞘炎になってしまうかもしれません。また、キーボードを打つときに肩が上がっていると肩や腕が疲れます。そんなに上半身に力を入れなくてもキーは打てますのでリラックスしてパソコンに向かいましょう。

マウス

マウスも使い方によっては手首や腕が疲れたり腱鞘炎になってしまうことがあります。

マウスの位置を見直そう

ショップではお行儀よくマウスがキーボードの真横に置いてありますが、その位置が身体にとって適しているとは限りません。マウスばかり使うような作業をするときは、マウスはもっと遠く、たとえばディスプレイの真横にある方が使いやすいことも。ディスプレイの真横にマウスを置くと腕を伸ばすような格好になります。作業スペースの広さによりますが、手首から肘の手前(前腕と呼ぶそうです)までを机の上に載せてしまうと腕がとても楽ですよ。

また、頻繁にキーボードとマウスを行ったり来たりするような作業の時は、マウスはキーボードのすぐそばにあった方が移動量が少なくてすみます。使い方によってマウスの位置を変えてみてください。

ウインドウの配置を見直そう

複数のウインドウを操作するときには、よく使うメニューやボタンの場所を眺めて、マウスの移動が少なくなるようにウインドウの位置やサイズを並べ替えましょう。アプリが起動したときのウインドウ配置をそのまま使っている人を見かけますが、これは地味ながら疲労軽減にかなり効果的があります。目線の移動も減りますし、作業時間の短縮にもつながります。キーボードとマウスを併用する作業であれば、ショートカットキーを駆使するのも移動を減らす一つの方法です。

マウスの持ち方

キーボードのところでも触れましたが、マウスを使う時も手首は浮かせず机につけたままにしましょう。手首を浮かせるメリットは何もありませんので。そして握る力ですが、マウスを使うのに力は必要ありません。手を添える、指を添える程度の力で十分に扱えます。力を入れすぎると腕の痛みや肩凝りの原因となります。

疲れたら動こう

それでも疲れてしまったら、席を外して他の場所の空気を吸ってリフレッシュしましょう。屋外に出られればベストですが、外に出られないときは隣の部屋やトイレに移動するだけでもOKです。状況が許せば階段の上り下りなどして足を動かすとよりリフレッシュ効果が高くなります。

首が疲れたら手を組んで頭の上にのせ、ゆっくり下を向きます。首の後ろから背中にかけてのストレッチをしましょう。勢いよく下を向くと首を痛めたり気分が悪くなることがあるのでゆっくりでお願いします。次にゆっくり真上を向いて数秒間そのままに。

目の周りをほぐすマッサージや肩のストレッチなどはいろいろな方法がありますので、実際にやってみて自分に合ったものを見つけておくといいですね。それでも疲れが取れない時はお風呂に入って寝てしまうのが一番です。おつかれさまでした。

iPhoneを動かすとスリープが解除されるのを直す方法

iOSを10.0.2にバージョンアップしたところ、iPhoneをちょっと動かしただけでスリープが解除されるようになりました。バッグに入っていても揺れるたびにディスプレイがついたり消えたり。使わないときにディスプレイがON・OFFを繰り返しているのを見ると気になってしまうので、ボタンを押したらスリープが解除されるように設定を変更しました。

スリープ解除の設定を変更しよう

1. [設定]アプリをタップします。

2. [画面表示と明るさ]をタップします。

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3. [手前に傾けてスリープ解除]をOFFにします。

ONになっているので、右端のスイッチをタップしてOFFにします。

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OFFになりました。

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iPhoneを動かすとスリープが解除されるのかと思っていたら、正確には「傾けるとスリープ解除」でした。スリープするまでの時間は「自動ロック」で設定できます。お好みに合わせて変更してくださいね。

画像の解像度を一括して変更する方法[Windows]

たくさんある画像の解像度を一枚ずつ変更するのはかなり面倒です。パソコンに取り込んだ後すぐに「ブログ用」「印刷用」など、目的に合わせたサイズで保存しておけば場所(容量)の節約になりますし、さっと使えて便利です。とはいうものの、ついつい後回しにしがちな作業ですね。そこで無料のソフトで一気に変更してしまいましょう。

縮小専用。

今回は[縮小専用。]というフリーソフトを使います。

リンク:縮小専用。のサイト

縮小専用。でできること

  • 複数の画像を一括返還
  • Jpeg・BMP・PNG等の画像ファイルに対応(保存はJpegのみ)
  • 解像度だけでなく、縮小後のファイルサイズを指定することもできる
  • 画像を鮮明にしたり彩度を調整してくれる←こだわりがなければこれで十分

こちらはWindows版となります。Macに対応した別バージョンもあるようです。


縮小専用。をインストールしよう

1. 縮小専用。のトップページを下の方にスクロールすると、中ほどにダウンロードへのリンクがあります。途中いくつか別のソフトのダウンロードリンクがありますので間違えないように。

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2. Vectorのサイトが開きます。こちらを下へスクロールするとダウンロードへのリンクがあります。

動作OSのところにずいぶん古いWindowsの名前が載ってますが、Windows7では問題なく動作しました。Windows10で検証したら結果を追記しておきます。Windows10の方はとりあえず試してみたらいいかも。

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3. ダウンロードへのへのリンクページが開きます。いささかまどろっこしいですが我慢です。

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4. さらにダウンロードへのへのリンクページが開きます。正規ルートをたどるとこんな手間がかかりますが、これは作者の意向なのかVectorの意向なのか。。

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5. やっとダウンロードがはじまりました。好きなことろへ保存しましょう。

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6. ダウンロードが終わったら保存した[ShukuSen150.exe]をダブルクリックして解凍します。通常はこのまま[OK]をクリックでよいです。

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インストールはこれでおしまい。


縮小専用。を使ってみよう

1. デスクトップに作られたアイコンをダブルクリックするか、スタートメニューの中のアイコンをクリックすると縮小専用。が起動します。

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2. 縮小する画像のサイズや、オプションを好きなように選択します。

3. 縮小後の画像を保存するフォルダを選択します。
[フォルダを作ってその中に保存]を選ぶと、元の画像の中に指定した名前のフォルダが自動的に作られ、縮小後の画像はそのフォルダの中に保存されます。

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4. 縮小する画像を右下のエリアにドラッグすれば縮小がスタートします。

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たくさんの画像ファイルをドラッグすると、下に進行状況を表すバーが表示されます。数枚程度ならすぐに変換が終わるため画面に何も表示されません。終わった感じがしたら「3. 」で指定したフォルダの中を確認してみましょう。

Excelで入力値が1/100に変わるのを直す方法

Excelで、セルに入力した数値が1/100の値に変わってしまう現象を直す方法です。

現象

セルに「15000」と入力したのに

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[Enter]を押すと「150」に変わってしまいます。

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解決方法

  1. [ファイル]→[オプション]をクリックして[Excelのオプション]を表示します。
  2. [詳細設定]をクリックして[編集設定]の[小数点位置を自動的に挿入する]の設定を確認します。
  3. ここにチェックが入っていると上記の現象が発生します。

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チェックを外すと入力した値そのままが表示されます。

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注意事項など

デフォルトでは[入力単位]が「2」となっていますね。これは「桁を2つ左にずらす」つまり入力値を1/100した値に変更するという意味です。セルに「1」を入力すると「0.01」と表示されるのですが、イメージできるでしょうか。

この状態で例えば「10760」を入力すると、セルの書式設定によって表示される値が異なります。

  • 「標準」のとき:「107.6」
  • 「数値」のとき:「108」

数値のときは元の3桁目(100の位)が四捨五入されています。深く考えずにこのオプションを使うと混乱が生じるかもしれませんので注意が必要です。

なお、セルに保存されるのは入力値ではなく表示されている変更後の値です。あとからオプションを変更しても入力値は元に戻りません。入力値はそのままで表示だけを変えたいときは、セルの書式設定で指定してくださいね。