ダックスのハリー、また腰が痛い(軽度)

先週からなんとなくハリーの動きが鈍い感じ。過去2度ヘルニアをやっているので、その時の様子を思い出しながらまた腰かな?と疑いながら観察すること1週間。今日、診察を受けてきました。

☆ヘルニアになったときのこと
ダックスとヘルニア
ダックスのヘルニア完治しました

ハリーの様子

今回

  • ソファーに自分で乗るときもあるけど、たいがいは乗せてと要求する
  • 散歩の時に相当ゆっくり歩く(当社比) ← これはかなり前から
  • 遊んでいてもすぐにおしり(腰?)を気にしてやめてしまう ← 肛門膿がたまってる?
  • しっぽが下がっていることが多い
  • 震えてはいない

ヘルニアだったとき

  • 散歩の途中で「もう歩けないー」と訴える
  • 段差をあがろうとしない、抱っこを要求する
  • 遊んでいてもすぐにおしり(腰?)を気にしてやめてしまう
  • しっぽが下がっていることが多かった
  • 震えていることが多かった

共通点があるような、ないような…

もしまた腰が痛いのだとしても、以前よりは痛みは少ないはず。軽いうちに治療すれば完治も早いに違いない。

診察の結果は

前回と同じように、先生はまず後ろ足の反応を調べてくれました。それから触診。腹部の緊張感をみて、背骨の周りの緊張感をみて、診断結果は「神経には異常なし」でした。「痛みはあるけれど、そんなに強い痛みではなさそう」。

症状はかなり軽いことがわかりひと安心。痛みが強いときは、その痛みに耐えるために腹筋や背筋に力を入れるため、常に筋肉が緊張して「いつも震えてる」状態になるんです。

お薬は頓服的に飲む痛み止めです。飲んだ翌日調子が良さそうならその日は飲ませなくていいと。1週間分処方されました。

もっと症状が強いときは痛み止めに加えて血液循環を良くする薬を飲みます。血液循環の薬はそうとう喉が渇くようで、しょっちゅう水を飲む→しょっちゅうトイレに行きたくなるという、なかなか辛い副作用があります。今回はそのお薬は必要ないということでした。

本人が動けるなら特に安静にしなくても大丈夫と言われ、しばらくは様子を見守りながら歩いたり、遊んだりしようと思います。

ダックスのヘルニア完治しました

ダックスのハリー、今日病院で先生から「ヘルニア完治」の言葉をいただきました。薬を飲み始めてから13日目です。腹筋や腰回りの筋肉の緊張がなくなり、後ろ足の神経反応も良好とのこと。これで安心です。しばらく運動していないため筋肉が弱っていて若干ふらつきがあるかも、と言われました。今のところ普通に歩けています。人間と同じく犬にもリハビリのつもりでしばらくはゆっくりペースで散歩させるつもりです。

経過のこと

ハリーの様子を時系列で書いてみます。

発症前日

いつものように3kmほどお散歩。その他サッカーボールを追いかけて走り回る。

発症~受診まで(2日間)

  • 外で遊んで家に入るも玄関の三和土から室内に上がろうとしない。伏せてこちらのアクションを待っている。
  • 室内のトイレに全然行かない
  • 何かに緊張して震えていることが多い
  • 遊びや誘っても反応が鈍く寝てばかりいる
  • 食欲は全く変わらず

受診・服薬後

  • 1日目 痛み止めが効いたようでいつもの元気なハリーに戻る。遊んでほしくておもちゃを持ってくる。
  • 5日目 ソファーに飛び乗る。
  • 7日目 痛み止め薬を飲ませるのを忘れた。夜になってかばうような、若干よろけているような変な歩き方をする。薬で痛みを抑えていただけなんだと深く反省(私が)。
  • 9日目 人の集まりに連れて行きはしゃいで夜更かし。運動はさせていないが人について家の中をあちこち常に動き回っていた。
  • 10日目 ほとんど寝てばかり。腰の痛みではなく前日に興奮しすぎた疲れと寝不足と思われる。この日で薬は終わり。
  • 11日目 無性に外に出たがり500mほど散歩。ゆっくりだが動きの不自然さはない。

その後1km、1.6kmと少しずつ散歩の距離を伸ばしていきました。

本当はサッカーボールを追いかけたりおもちゃを取りに走りたいはりちゃん。それはもう少しお預けしようと思っていて1週間くらい順調に散歩ができたらのお楽しみです。せっかく機嫌よく散歩できたので写真を載せたかったのですが、今日は朝から雪やみぞれでいまいち撮影日和でなかったので写真はまたいつか。

 

ダックスとヘルニア

昨日朝の雪、日陰はガリガリ全然解けない。

うちのミニチュアダックス、ハリー(オス10歳)は現在ヘルニア治療中。できるだけおとなしくしているよう頑張っています(無理!)。以下、グロテスクな表現が出てきますのでご注意ください。それと治療法についてはあくまで素人がかかりつけの獣医から受けた説明ですので、詳しいことは獣医さんに確認なさってくださいね。

ダックスやコーギーのように胴が長い犬種はヘルニアはじめ腰の病になりやすいので日頃から注意が必要と言われています。具体的に何に気を付けるかというと

  1. 無理な段差を歩かせない
  2. 太らせない
  3. 適度に運動させて筋肉をつける

こんな感じです。ちなみにうちのハリーは階段の上り下りはあまり得意でないらしく家の中の階段は断固として登ろうとしません。おそらく高所恐怖症と思われます。人が2階にいると階段下で必死で呼んでます。その姿はかなりいじらしい♪

犬のヘルニア

犬のヘルニアには2種類あるそうです。

  • Ⅰ型 … 椎間板の外側の膜が外傷や老化によって破れ中にある髄核(ゼリー状のもの)が外へ飛び出して神経を圧迫するため痛みを感じる
  • Ⅱ型 … 椎間板が損傷していても髄核は中に留まっている。損傷のために椎間板が膨らみ神経を圧迫するため痛みを感じる

人間の椎間板ヘルニアはⅡ型に相当し損傷してからある程度時間が経ってから症状を自覚するのが特徴でまた完治までも時間がかかるものらしいです。対してⅠ型は急性のヘルニアで昨日まで元気だったのに今朝から急に動かなくなったという場合はまずⅠ型が疑われます。

さらに症状の深刻さには段階があり、自力で動けるならまず投薬治療で様子を見るとのこと。先生はハリーを立たせて後脚を後方へ引っ張り元の位置に戻せるかどうか神経反応を見ていました。ゆっくりではあるものの自力で元の位置に戻すことができたのでⅠ型で軽度との診断です。

もしかしてヘルニア?と感じた犬の行動

2日続けてあまり動きません。普段ならお散歩で3、4km平気で歩く活発なハリーが2日もじっとしていることはあまりありません。さらに下記のような行動が気になり病院に行きました。

  • 玄関の三和土から室内へあがろうとせず、抱っこを要求する
  • トイレの回数が減った←室内のトイレは床が1段低くなったところにあります。さらにしゃがむ姿勢が辛かったのでしょう
  • 尻尾をたたむシチュエーションでないのに尻尾をたたんでいることが多い←体の違和感に対する不安&腰の痛みで力が入っていた
  • おもちゃを渡しても反応が鈍い←いつもは飛び上がって喜びます

治療法について

今回は投薬治療となり飲み薬が2種類。ひとつは痛み止め、もうひとつは飛び出してしまった髄核を早く吸収して体外に出すための血行を良くする薬です。1週間程度で回復する予定ですが年末年始の休診期間をはさむため10日分いただきました。そしてできるだけ安静にします。安静と言い聞かせても理解してるんだかどうか。

薬を飲んだ翌日、痛み止めが効いたようで見た目はいつもの元気なハリーになりました。散歩に行きたがり、ボール遊びをしたがります。今日で5日目、勝手にソファーに登ったりもします。でもここで遊んでしまうと症状がぶり返してしまうので心を鬼にして無視です。不憫で飼い主の方がつらい。

もっと症状が重い場合は造影剤を使った撮影やCT撮影などでヘルニアの場所を確定してしかるべき治療をするそうですが、今回は神経反応があることと撮影には高額の費用がかかることから撮影は勧められませんでした。なお、痛みが内臓の不調によるものかどうかを判断するために血液検査を受けました。血液検査の結果はまったく健康優良児で、それはそれで安心です。

過去にもヘルニア

実は今回が2回目のヘルニアなのです。1回目は8歳の夏に発症しています。元々前足の靭帯が伸びやすいこともあって動きが鈍いのはそのせいだと最初は軽く考えていたのですが当時感じた違和感も挙げておきます。

  • 散歩の途中でうずくまり動かない ← 夏だったので暑すぎた or いつもの前足が痛むのかと思った
  • 玄関の三和土から家に上がれない ← 今回と同じ
  • 遊びをすぐやめてしまう

このときも同じⅠ型で痛み止めと血行を良くする投薬治療でした(病院が異なるため違う薬)。血行を良くする薬の副作用で喉が渇くみたいでびっくりするような量の水を飲んでました。そしてトイレの回数も半端なく見てるこちらが疲れます。先生に報告するとそれはおりこみ済みとのこと。人間が鼻炎の薬を飲んでやたら喉が渇くあの感じを思わせます。

今思えば1回目の時は今回より症状が重く、完治まで1か月かかりました。それでも投薬治療で済んだのでヘルニアとしてはまだ軽い方だったのでしょう。

ダックス10歳といえば人間の60歳目前、これから病気や外科的なことでいろんな症状が出てくることでしょう。できるだけ早期に気づいて治療して楽しい時間をたくさん過ごせるよう気をつけなくちゃ。不調なら黙ってないでひとこと言ってくれればいいのにといつも思います。