the pillows【KOENJI HIGH 10th Anniversary】@高円寺HIGH

2018.1.13
オープニングはデブリ。
次のアルバムが出ると、「あのアルバムの1曲めをオープニングで聴きたいぞ!」ってのがなかなか難しいのだけれど、この日はデブリ。かなり嬉しかった。
限定ライブ特有?の暖かい、楽しげな雰囲気で最後まで走ったという印象。
お気に入りのレジスター→ターミナルの流れもばっちり。
この2曲が続くとテンションあがります。
最後はロコモーション!
オープニングに呼応してなのか、最後はロコモーション。
妙に懐かしい気分。ああ、時は確実に流れてる。

隣のカフェでもライブがあるようで、吸い込まれていくお客さんの雰囲気がhighの行列とは全然違った。
それが新鮮でずっと眺めてしまったよ。

松中が松坂から3ホームランを打った日 その後

さっき、野球でも見ようかとテレビをつけたら、マウンドには背番号66の後ろ姿。
もしかして斉藤和己?
これはもしやあの日の試合では。。。?

おぼろげな記憶をたどりつつ、ネットであの日の試合結果を探しつつ、一球一球の行方を眺めていたところ、やっぱり今日放送していたのはあの日の試合だった。

2005年7月15日。
松中が松坂から3ホームランを打った日。

思い出される1試合3発の記憶 フリー打撃で蘇った松坂VS松中の名勝負

番組表ではウエスタンの試合を放送することになっていたのだけど、おそらく試合は雨天中止になったのだろう。急遽過去の、13年も前の名試合を放送してくれるとは!
FOXエンターテイメント万歳!である。

私はこの試合を球場で観戦していたのだけど、過去に書いたとおり、最後のホームランを私は見ていないのだ。それを完全な形で堪能できる日が来るなんて。選手もコーチも、グラウンドにいるすべての人が懐かしい。この2週間ほど前にうちに黒い子犬がやってきたのだが、福岡行きが子犬にとってはじめてのお留守番だったことまで思い出した。

松中が松坂から3ホームランを打った日のほろ苦い思い出

いつも野球中継は流し見ている感じなのに、今日は4回和田がHRを打ったところから感動的なサヨナラの場面まで、もっというと中継の終わりまで姿勢を正して見入ってしまった。若菜さんの解説もしっかり聴きながら。

いや、生きているとときどきびっくりするようないいことがあると思った。
野球の神様のおかげなのだろうか。

しかし、13年前の選手たちはみな痩せていてかわいらしかったなあ。

荻窪の書店「Title」

ある日高円寺に用があり、せっかく都内に出るので近くで楽しめるところがないかと探して見つけた書店「Title」。

「新しい町の本屋」というジャンルがあるようで、「Title」はまさに新しい町の本屋のひとつと言えると思う。「新しい町の本屋」は、私が独断で定義すると

  1. たとえばジュンク堂のようにありとあらゆる種類の本を揃えている大型書店ではなく
  2. 一回の訪問でひととおり全棚を眺められる程度の規模の広さで
  3. 雑誌や文庫など、客層を選ばない出版物は揃っていて
  4. しかし並んでいる本をよく見ると店主の意向が伝わってきて
  5. 立地は必ずしも便利な場所とはいえず、近所に住む人がメインのお客さんで
  6. 本以外にカフェやギャラリーのスペースがある

といったところか。更につけ加えるなら、古めの建物をリノベーションした店舗であることが多いように感じる。2、3、5はいかにも昔からある「町の本屋」で、4と6が足されると「新しい町の本屋」に変身するみたいだ。もっとも、私が気づいていないだけで、昔からある本屋さんだって店主独自の品ぞろえをしているのかもしれないけれど。

で、「Title」。お店の奥にカフェスペースがあり、チーズケーキとコーヒーをいただいた。ここで出してくれるチーズケーキは上下をビスケットで挟んだ、今まで見たことがないタイプのもの。私はどっしり濃厚なニューヨークタイプのものが好きなので、とてもおいしくいただいた。このチーズケーキはどうやって作るのかと思い、しばし眺めながら考えてみた。味から推測するにビスケットを敷いた上にニューヨークタイプの濃厚チーズクリームを流し込み、焼き目をつけずに焼いてからビスケットでカバーするのだろう。下のビスケットはしっとりしているけれど、上のビスケットは焼いてないと思う。

コーヒーは中煎りと深煎りが選べ、最近は私の中で中煎りがブームなので迷わず中煎りをオーダー。ソーサーにはロータスのビスケットが添えられていた。お会計は本と共通のレジで、あとで本と一緒に支払っても良いとのこと。

若干急に思える階段を上がった2階はギャラリーで訪問時は谷川俊太郎さんの展示が行われていた。写真と詩が散りばめられているなか、引きつけられたのは谷川さんを写した写真の数々。やさしい表情を浮かべた谷川さんに心奪われ、気づくとかなり長居をしていたようだった。谷川さんの手によるご自宅のお気に入り小物の写真もどれもかわいらしく、すっかり温かい気持ちになって階段を下りる。

最後にじっくりじっくり書棚を眺め、2冊選んでお会計。近くに住んでいたら毎日通いたくなるような書店だった。

本屋 Title

怒髪天【長野闘気オレンピック2017】@長野 CLUB JUNK BOX

2017.12.9 2017年ラストの怒髪天ライブ。

音源を聴いたり、PVやライブ映像を見たり、日頃バンドの音楽に触れる手段は多々あるけれど、この日のライブに参加して思ったのは、やっぱり怒髪天はライブが一番だということ。同じ場所で同じ時間を過ごしてみてわかることがたくさんあって、その瞬間にしか起こらないことを体験しなくては人生もったいないなーと更に強く感じた夜だった。

オープニングは北風に吠えろ。1曲目は様子見なんてことは全くなく、早くもバンドと客の一体感が生まれていたように思う。軽やかで楽しげな曲にかなりヘビーな歌詞がのっている雑草挽歌はこの日のお気に入り。続くセイノワは、50+1本ツアーの時にいろいろと考えたことがあって、考えすぎて目の前のパフォーマンスを楽しむ余裕がなかったのだけど、今回は純粋に曲に入り込んで聴くことができた。

間に挟まれた天誅コアが素晴らしく良かった。アルバムの一曲目だし、50+1本ツアーでもオープニングで演奏されていたから、この曲は一曲目しかありえないと思いこんでいたのだが、全然そんなことはなかった。中盤はお酒の歌をいくつか。酒瀑はどこでやるんだろうかとぼんやりと考えながら、乾杯は続く。赤ら月もほっとした感じでいい雰囲気だった。

終盤に差し掛かりこの時期にぴったりの恋人たちのクリスマス。次回こそは歌詞を覚えて一緒に歌いたい。そして酒瀑。これを聴かなきゃ歌わなきゃ年を越せないと、誰もが思っているに違いない。最後はヨーソロー!

アンコールは… ダブルアンコールが…

ドリンクをもらって外で物販をのぞいてから(怒髪天磯五郎が並んでいたけれど、年初に買った磯五郎はまだ封を開けていないのである)セットリストの写真を撮っていたら、聞き覚えのある重低音が響いてくるではないか。

他のお客さんとともにフロアにダッシュすると、なんと美学!!!

怒髪天のたくさんの曲のなかで1,2を争う大好きな美学。年初(昨年末)の長野初日にも演奏してくれた美学。楽しく幸せな時を過ごせてありがとうと思っていたのに、このサプライズには嬉しくて半泣き状態で聴き入ってしまった。

振り返ってみれば2017年は怒髪天に始まり怒髪天で終わった1年だった。2018年はどんな年になるのだろうか。

白味噌は大豆の甘酒だと思った

私の元旦のお雑煮は京風の白味噌仕立て。実家では元旦は白味噌で、2日はもち菜と焼餅のすましと決まっている。けれど西の文化圏から離れたところに住んでいると、白味噌や丸餅やもち菜など、お雑煮に欠かせない素材の入手はなかなか難しく(どこにでもは売っていないということ)、用意周到に心がけていないと大みそかに慌てることになる。

昨年末もぎりぎりになって白味噌のことを思い出して近場で探してみたけれど、やはり納得のいくものは手に入らなかった。お雑煮を諦めかけたとき、頭にひらめいたことがあった。

白味噌を自分で仕込めばいいのだ。

自家製白味噌の作り方は、真藤舞衣子さんの本で知っていた。材料は普通の米味噌と同じで、大豆・米麹・塩・日本酒少々。ただし米麹はかなり多め、塩は入れたのか入れていないのかわからない程度の量(塩分5%を目指す)。「自家製」なら大豆をゆでるところから始めたいが、暮れも押し迫った12月30日のこと。一晩水につけている時間はない。そこで水煮大豆を使うことにした。

水煮大豆はだいたい乾燥大豆の1.5倍の重さということを考慮に入れつつ分量を調整する。豆のゆで汁は普通の味噌を仕込んだときのもの(冷凍してあった)を使った。ゆで汁に大豆を入れて一旦沸騰させ、手で触れるくらいまで冷ます。冷めたらまずゆで汁で麹をふやかし、それから大豆と塩を加え炊飯器の保温で8時間ほど置いておく。

ここまでやってみて、材料の配合と作り方が甘酒とほとんど同じことに気づいてしまった。甘酒は塩は入れないけど。熟成中漂ってくる香りもほとんど甘酒の、米麹の甘いおいしい香り。8時間経って味見をするとほんのり豆風味の甘酒だった。

白味噌のお雑煮やお味噌汁の場合、白味噌以外に塩分を入れないほうがおいしい。だしもしかり。だしは昆布だけでとり、白味噌はたっぷり。普通のお味噌汁に使う味噌の3倍から4倍は入れる。味噌を沢山入れるといくぶんどろっとした汁になり、それが白味噌の汁のらしさではないかと思う。

お雑煮の中身は大根・里芋・にんじんで色味もほんのり甘い野菜の味も白味噌によくなじむ。お餅は丸くなかったとしても、もちろん茹でたもの。最後に糸カツオをはらり。なんとも幸せなお雑煮だった。

さて、まだ白味噌はたくさん残っている。使い道を考えるのもまた楽しいのである。